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2005年5月 4日 (水)

MAMMA MIA!

mammamia

エロスの像からホテルとは逆に30秒歩いたところにあるPRINCE OF WALES THEATREでMAMMA MIA!を鑑賞。

観光客も非常に多く、いまだに人気の公演でなかなかいい席が取れなかったが、同僚の力で最前列を確保。持つべきものは、だ。ありがたい。

派手なストーリーはないが緻密に構成を計算した脚本、巧みな演出、印象的な照明、そしてABBAの音楽。どれを取っても一流だが、やはりこの作品のヒットはそれらをまとめ上げるプロデュース力の勝利だろう。もちろん、既存のアーティストの楽曲と世界観でミュージカルを創るという新たな手法を編み出したことも含めてである。

この作品の場合、輸出に際しては音楽はもちろん脚本、演出、照明から音響に至るまでパッケージ化してライセンス契約しているので、基本的には劇団四季のものと同じだ。

たが、決定的に違うのはオリジナルのほうがクドい笑わせ方をする、ということだ。汐留で最初に四季版を観たときに「関西系のお笑いだなあ」と思った記憶があるが、もはやこれは「関西系」なんていう生易しい表現の域を越えている。吉本新喜劇そのものの、攻撃的で下品な笑いの取り方だ。さらに女優は老いも若きも(?)日本公演よりぐっと露出度の高い衣裳でセクシービームを放ちまくり、野郎共はつかこうへい作品のように意味もなく服を脱ぎたがる。

ここまでやったらABBA関係者は怒るんじゃないか、というぐらいに弾け飛んでいるわけだが、それでいて舞台を破壊してはいない。これも計算された大胆さであると考えるなら、やはりプロデュースの見事さを改めて感じずにはいられない。

米国出張の際、ブロードウェーで観てこようとも思ったが、ぐっと我慢して良かった。やはりこの作品はこちらが本場だし、「恋のウォータールー」をロンドンで聞くのもオツなものである。四季は日本公演に際して「すべての人が幸福になれるミュージカル」というコピーを掲げていたが、それとはまた別の幸福感で満たされたフィナーレだった。 

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