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2005年4月 5日 (火)

ジャッキー・チェン「香港国際警察 NEW POLICE STORY」(ばれ)

うーむ、面白い。面白いぞ!偉大なり、ジャッキー・チェン。

もう50歳だというのに、過激なアクションに真っ向から取り組む姿勢には本当に頭が下がる。しかしそれだけではない。今回は、冒頭から中盤すぎまで、ずっとジャッキーはアルコール浸りのすさんだ生活を送っている。悲惨な事件のショックからだが、ここまで落ち込んでいる演技を見せるのは初めてではないだろうか。50を過ぎてなお、新たな領域を切り開こうとするその心意気が実に天晴れだ。

そしてジャッキーと共に、香港映画の成長ぶりも目を見張る。この国の映画は、この20年ほどの間、昨年より今年、今年より来年、という具合に着実に面白くなってきた。ポリス・ストーリーシリーズだけを見てもずいぶんと進化している。昔はマフィアやギャングといった、いかにも悪党が相手だったのに、今回の相手は暇つぶしに犯罪を起こす金持ちのボンボンという、完全な都市型犯罪者だ。

香港映画の強みは、ハリウッド映画も、日本映画も、そして最近めきめきと実力をつけてきた韓国映画も、いいところはまるでベムスターの腹のようにどんどん吸収してしまうことだ。今回も、青島刑事のようなコートを着た若い刑事が出てきたり、こりゃ「シュリ」だよな、というアクションシーンなどが次々と登場してくる。だが、それでいて絶対に香港映画らしさは失わない。どんなにいい武器を持っていても、どんなに大人数で包囲しても、最後は1対1の殴り合いで決着をつける。

それにしても、ハリウッドならニコニコして適当にカンフーでも見せておけば何百万ドルという金をまたたく間に稼げるというのに、それに飽きたらずまた香港に帰ってきてこんなにも熱い映画を作ってくれるとは、何とも格好いい。格好良すぎるぞ!

ジャッキー・チェンとは香港の映画スターの名前ではない。偉大な男の生き方を示す言葉なのだ。

jc
公式ホームページ
http://www.hongkong-police.com/

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