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2005年3月27日 (日)

四季「夢から醒めた夢」
その3 木村花代×花田えりか

※今回のシリーズは激しくネタバレしますのでご承知おきください。

まずは3月26日(土)マチネ。キャストは以下の通り。

ピコ 木村花代
マコ 花田えりか
マコの母 早水小夜子
メソ 有賀光一
デビル 光枝明彦
エンジェル 藤原大輔
ヤクザ 野中万寿夫
暴走族 西尾健治
部長 広瀬明雄
老人 立岡 晃
老婦人 斉藤昭子
夢の配達人 下村尊則

花ちゃんピコである。実は初見だ。

長らく保坂ピコとコンビを組んでいたからか、ピコとしての登板がまだ少ないからか、最も保坂の影響が色濃く感じられるピコである。もう少し、花ちゃんぽさを出してほしいところだ。しかし安定したのびやかな歌声と、マニアックなアイドルのオーラに近い独特の存在感は健在で、強烈な印象を残す。表情も豊かで(ややくどいかも)、内面的な優しさが一番感じられるピコかも知れない。

花ちゃんは去年、今年と「マンマ・ミーア」「キャッツ」「美女と野獣」「コーラスライン」ほか、実に多くの作品に起用され、それだけ四季内でも買われているということなのだろうが、下手をすれば器用貧乏になってしまう恐れもある。このあたりで一発「当たり役」を手にしたいところだ。花ちゃんとピコ役の親和性は高いと感じた。ぜひ、当たり役にするまで演じてほしい。

一方、マコはメインキャストに名を連ねるのは恐らく初めての花田えりか。最近まで、別の名前でアンサンブルとしていくつかの公演に参加していた。

声楽出身で高音が実にきれいに出る。演技のほうは、まだ固さが残っており、非常に几帳面に演じているという印象だ。マコという役は、この舞台の準主役でありながら、出番は非常に少ない。そのために短い時間でインパクトを与えなければいけないのだが、まだそこまでの域には達していないようだ。場数を踏んで練れてきたときにどういう演技をするかがポイントだ。

このマコを観て改めて気付いたが、マコというのは本当に可愛そうな子である。何を今さら、と言われるかもしれないが、これまで堀内敬子や花ちゃんといった、アイドル系の女優(何を勝手に・・・)が演じていたため、それにあまり気を取られずにいたのだ。だが、マコの悲しい運命に同情しすぎると、この舞台全体の印象が変わってきてしまう可能性がある。そういう意味では、マコに萌え系女優(何を勝手に・・・)を起用するのは、間違っていない。と思う。

花組として、萌えポイントを2点ほど指摘しておこう。

(1)デビルに「黒いパスポートを持っているんだろう」と疑われ、ぷーっとむくれるその顔が最高だった。

(2)カーテンコールの最後、ひとりで舞台に現れた花ちゃんが、舞台両袖に合図をして出演者全員を誘い出す。このときの「早くきてーっ」とばかりに足をばたばたする仕草がとってもステキ。

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