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2004年10月17日 (日)

ウィル・スミス「アイ,ロボット」

今さらネタが続いてすいません。

見逃している映画が多すぎて、とりあえず時間の合うのを観よう、ということで「アイ,ロボット」に。

何というか、実にマジメな映画だ。

歪んだ映画ばかり観ていたせいか、真っ当すぎてなんだか考える足がかりが見つからない。

でも、とても良くできた映画だ。ハードすぎない謎解きと、テンポのいい展開、目を見張るSFX、派手な銃撃戦にカーチェイスと、ハリウッド的面白さを詰め込んでおり、しかもそれをちゃんと消化している。いい意味で優等生的な作品。登場人物の個性と世界観の強烈さには欠けるが、そのぶんリアリティーを追ったのだろう。

この映画のMVPは、何と言ってもCGのロボット「NS-5」の“サニー”だろう。テレビCMでもその不気味な無表情ぶりをアピールしていたが、その無表情の中で実に微妙な演技をする。どのくらい微妙かというと、ケンシロウがカサンドラに向かっていることを察知したトキが浮かべた微笑のような演技だ。

↓これ

bisyo

toki

「演技」と言った。

まさにそれは演技のように感じられたのだ。

「トイ・ストーリー」でも、キャラクターは実に微妙な感情を表現していた。しかし、それはあくまでジョン・ラセターという天才が、そのように「描いて」いたのであって、さながら一流の絵画を観るような感覚だった。

しかし、この“サニー”は、「演技」をしている。このロボットは、最後までいい奴か悪い奴かよく分からない。そういうキャラクターを人間が演じている場合、観客は目や声の動きから、なんとかそのキャラクターの本性を見抜こうとする。俳優と観客との勝負どころである。その勝負を、いつしかCGと自分が繰り広げていた。

これは今までになかった、フシギな感覚である。

また一歩、蒙古覇極道に近づいた!

「アイ,ロボット」公式ホームページ
http://www.foxjapan.com/movies/irobot/

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