大江戸温泉物語
木村花代がベルを演じるというので、京都まで「美女と野獣」を観にいこうと思っていたが、かなわないうちに降板してしまいショボーンとしてたところ、「マンマ・ミーア!」のソフィを演じるという。
こりゃ俺が行かなきゃ誰がいく、というわけで前日予約(「四季の会」会員特典)を入れる。せっかくなので、その後自由劇場の「スルース(探偵)」も観に行くことにした。
国内で、劇場をはしごしたのは初めてかもしれない。
しかし、「マンマ・ミーア!」が終演したのが15時40分。「スルース」の開演は18時なので、2時間以上空いてしまった。四季劇場「海」から自由劇場までは歩いて15分くらいしかかからない。
どうしたものかととりあえず外に出たところ、いきなり汗だくになる暑さである。
そうだ、風呂に入ろう。
まあちょっと怪しいサウナとかはそこいら中にあるんだが、それもいささか芸がない。思案しながら「ゆりかもめ」新橋駅前まで来ていい考えが浮かんだ。
確かゆりかもめテレコムセンター駅近くである。自由劇場はゆりかもめ竹芝駅からすぐだから、移動もスムーズだ。こんなに暑いのに、俺の頭はさえている。なんでこの頭脳は仕事のときは働かないんだろう。
というわけで、やってきた。
外観、内装ともちゃんと時代劇っぽく統一されていて、なかなかイイ感じ。全員に浴衣を着せるあたりも、「ラクーア」の囚人服よりずっと楽しげだ。
お風呂はまあまあ。天然温泉の浴槽は1つしかないけど、それなりに広々としてて快適だった。
全体的には、福岡の薬院しろやま乃湯に似ている。といっても分からないだろうから、ラクーアと比較すると、施設の雰囲気はこちらのほうがずっと上。ただ客あしらいに問題がある。受付はもたつくし、ロッカーを2回使わないと風呂に入れないなど、素人っぽい運営が目立つ。
でも、やっぱりラクーアは健康ランドだし、いかにも東京ドームらしい、ちょっとコワい雰囲気に抵抗感がある。その点、こちらはまだ好感が持てる。また行こうとも思う。そんなにお台場に行く機会もないけど。
ひとつ提案。だいたいこういう施設では飲食に力を入れていて、ここもそこそこ頑張っているのだけれど、どうも内容に中途半端感がただよう。ラーメン博物館みたいなフードテーマパークと一緒になるといいのに。
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