江山楼の特上ちゃんぽん
うまいちゃんぽんが食いたいと思い、長崎に出かけた。
「江山楼」は長崎中華街にある、高級中華料理店である。しかしちゃんぽんをはじめ、リーズナブルな一品料理も多数用意されていて、気軽に入れる感じだ。何しろ店に入ったら白ベストの女子高生3人が円卓を囲んでいた。一瞬ゼントラーディー軍の兵士のようにカルチャーショックを受けたが、あとで考えると修学旅行生だったかも。
ちゃんぽんには並、上、特上とあった。せっかくだから特上(1500円)を頼む。これにはフカヒレが入っている。なぜ分かるかというと、店員さんが運んできたときに「フカヒレ乗ってますので」と言ったからだが、まあ言われなくても気付くだろう。近海の海産物を中心に、面白いほどたくさんの具が入っている。
しかし驚愕すべきは見た目の豪華さではない。その味わいだ。
うまい。
これだけ個性的な具がどっさり入っているのに、ばらばらな印象はない。クリーミーで、意外にあっさりした味わいのスープが、きれいに全体の味をまとめ、一つの方向性に調えているのだ。
するするっと一息に食べた。もし「もう一杯食え」と言われたら、たぶん食べられた。
しかしこの中華街だけでも、もっとうまいちゃんぽんがあるのだという。
長崎で育ったら、関東のちゃんぽんなど、ちゃんちゃらおかしくて食べられないだろう。
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