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2004年5月 9日 (日)

ソフィア・コッポラ「ロスト・イン・トランスレーション」

「ヴァージン・スーサイズ」で監督デビューしたソフィア・コッポラが、東京を舞台に撮影した監督第2作。この作品で彼女はアカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した。

すいません、よくわかりませんでした。

米国の映画スターである主人公は最初日本に違和感を感じているが、そのうちその違和感は自分に向けられるようになり、さらには対象にとらわれない、根元的な不安へと変わっていく。その微妙な変化を中年の哀愁たっぷりに演じてみせたビル・マーレイは確かに素晴らしい。ハンディカメラを多用した映像はどこか居心地が悪く、「違和感」をリアルに観客に味あわせるという仕掛けも見事だ。

が、最優秀脚本賞とるほどかなあ?

恐らく、もう一人の主役である新婚の米国人女性のほうの心の動きが分かると、また評価も違ってくるんだろう。残念ながら、私にその想像力はありません。

この映画に描かれている日本は、コッポラ女史が実際に感じた印象をもとにしているそうだが、多少の誇張はあるものの、かなり正確だ。なので、カン違いぶりを笑う、という楽しみ方はできない。しかし映し出されるのが新宿と渋谷ばかり。これは日本女性のほとんどがゲイシャガールだと思いこんでいるアメリカ人にとっては冒険だ。そう思っていたら後半、とってつけたように京都と富士山が出てきた。よしよし、やはりアメリカ人はそうでなくては。

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コメント

最後のシーンなんてアドリブなのに、なぜか最優秀脚本賞。

夫は、Jackassの収録で忙しかった元夫のSpike Jonze、女性はソフィア・コッポラ自身。そんな個人的な体験に基づいているはずです、この映画。

投稿: kunedog | 2004年5月11日 (火) 00時47分

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受信: 2004年7月15日 (木) 13時55分

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