2014年4月 1日 (火)

四期劇場「秋葉」今世紀中にオープンへ 秋本ヤス氏とタッグ

 劇団四期は1日、新たな専用劇場となる四季劇場「秋葉」を建設すると発表した。首都圏では四期劇場「春」「秋」、目由劇場、電痛四期劇場「海」、四期劇場「夏」に続く劇場となり、今世紀中のオープンを目指す。

 建設予定地は秋葉原にある「ドン・≠ホーテ」の6階と7階で、現在は「東京レジャーランド秋葉原102号店」が入居している。ここを劇場に改装して使う。柱はそのまま残す方針という。

 同ビルの8階には「ДKBц8劇場」があり、毎日公演が行われている。ДKBц8の総合プロデューサーを務める秋本ヤス氏が、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員に就任したのを機に、長野五輪で開会式を演出した劇団四期の浅蜊慶大代表に助言を求めたのがきっかけで新劇場建設の話が持ち上がった。

 現在、ДKBц8の運営会社はグッズの独占販売権をめぐるトラブルからドン・≠ホーテに訴訟を起こされている。秋本氏からこの話を聞いた浅蜊代表が「それならうちも劇場を作る。一緒に闘おう」ともちかけた。秋元氏は感激し、劇場建設だけでなく、劇団のプロデュースにも協力すると申し出て、異色のコラボレーションが実現した。

 「大量に研究生を抱えることで、複数劇場での公演を維持するモデルは四期に学んだ。今度は僕がДKBц8で学んだノウハウを提供したい」と話す秋本氏。特典に握手券をつけることで、同じCDを何枚も購入させるユニークなビジネスモデルについて聞いた浅蜊代表は、何かを思いついたようにニヤリと笑ったという。

 こけら落としの演目は、四期の人気オリジナルミュージカルとДKBц8ひまわり組の公演をフュージョンさせた新作「夢から醒めた夢を死なせるわけにいかない」になることが発表された。主演には、かつて「ライオソキソグ」の子役として四期の舞台に立ったこともある、ЊKTц8宮脇策良の起用が有力と見られている。

 また浅蜊慶大代表が自らの妻を主演女優として舞台に立たせていることにインスパイアされた秋本氏が、妻で元アイドルの高井麻己子さんの芸能界復帰に向け根回しを始めたとの情報もある。実現した場合には、2013年のДKB選抜総選挙で1位となった指原利乃さんとのコンビで「うしろ指さされ組み」の再結成が濃厚だ。

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2012年4月 1日 (日)

本年の更新はありません

今年は、本館のほうに強烈なネタを出したのでこちらの更新はありません。
ごめんなさい。よろしければ本館をご覧ください。
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2012/04/2012-42c7.html

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2011年4月 1日 (金)

劇団四期、計画休演を実施へ

<劇団四期からのお知らせ>
                                         平成23年4月1日
計画休演について

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 ベテラン・中堅俳優の大量離脱により、当劇団の研究所等での俳優養成が間に合わず、安定した俳優の供給を行うことが困難になりました。それに伴い、計画的に休演を実施させていただくことになり、当劇団公演を観劇予定の皆さまには大変なご迷惑とご心配をおかけしており、誠に申し訳ございません。
 一日も早く安定的に俳優を送り届けることができるよう、養成・スカウト作業に全力を尽くしておりますので、ご不便をお掛けしますが、計画的な休演へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

■現在の俳優供給力

 3月の週末における平均的な俳優需要のピーク400人に対して、離脱によりフロントが被害を受けたことから、俳優の供給力は300人台まで落ち込んでしまいました。現在、外国人俳優のリクルート等を進め、徐々に供給力は回復しているものの、引き続き大幅な供給力不足となっています。

■計画休演とは

 当劇団公演(全国公演含む)を公演地ごとに分け、さらに1公演を一幕・二幕に細分化して、順番に休演をいたします。需給状況によっては、公演の全体を休演させていただくケースと、一幕・二幕のいずれかを休演させていただくケースがあり、必ずしも公演全体を休演するとは限りません。

■計画休演の事前予告(それぞれ劇団四期ホームページに掲載いたします。)

*週間予定は、月曜日10時に、公演毎の予定表を発表いたします。

*翌日予定は、前日夕刻を目途に、発表いたします。

*当日予定は、公演開始1時間前に、実施有無を発表いたします。

■皆様へのお願い

*俳優の負担を減らすため、カーテンコールは1回にとどめてください。

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2010年4月 1日 (木)

劇団四期、人体に直接埋め込む「スマートチケット」開発

<プレスリリース>

人類初チケットレスサービス 「劇団四期スマートチケット」システムが始まります

 

劇団四期では、2010年夏にオープンする四期劇場[夏]において、有史以来初となるチケットレスサービスへの全面移行に向けた「劇団四期スマートチケット」(仮称)の試験導入を開始します。

これは、電脳化時代に対応した新システム「劇団四期補完計画2010」のスタートに伴い開始されるもので、このシステムが発動することにより、一層お客様の嗜好に応じた様々なサービスを提供することができるようになります。

四期スマートチケットは、お客様ひとりひとりの人体にICチップとインタフェースを埋め込み(インプラント技法)、そこに購入履歴を記録する画期的なシステムです。

2010年夏。常に業界のリーディングカンパニーとして、独自の技術でマクロスフロンティアを切り開いてきた劇団四期が、入場券データの「完全電脳化」という、新たなチケット流通革命を起こします。

 

チケットレスサービス「劇団四期スマートチケット」(仮称)

劇場に来るまでに「ご予約」「座席指定」「ご購入」がお済みであれば、当日チケットボックスにお立ち寄りいただくことなく、直接入場口へとお進みいただけます。体内のチップをRFIDで読み取り、入場資格がない場合は自動的にゲートが締まり、地獄へ落とされます。

「マイページ」
お客様の属性を分析し、最適なコンテンツを表示。嗜好に応じた情報を優先的に提示し、検索の無駄を省きます。航空会社やAmazon.comのホームページのように、お客様のご興味に合わせた役者の出演情報が的確に表示されるだけでなく、航空会社の「マイル」のような、リピーターや新しいお客様をご紹介いただいた方への特典付与なども検討しています。なお初期設定でリコメンドされる役者は「野村 りょうこ」のみとなっており、現在検討している特典は代表の肖像画や代表との謁見などです。

「メールコンシェルジュ」
これまで、お客様へ定期的に情報提供を行っていたメールサービスを拡充。メールアドレスをご登録いただいたお客様に「メールコンシェルジュ」が、ニーズに応じた代表のお言葉を的確にお届けします。

「贈答用ギフトカード」
これまでの演劇のチケットは、予め観劇日を決めなければ発券できなかったので、贈答用としては扱いにくい商品でした。新システム「補完計画2010」では、演劇の「オープンチケット」とも言うべき、贈答用のギフトカードの販売を開始します。このカードを使うと、カードを手にしてから3日以内に、速やかに日本全国で上演している劇団四期作品から指定される公演を鑑賞しなければ、自動的に対内のICチップが有害な電波を発信し、生命を危険にさらします。企業の反則プロモーションや、恨んでいる方へのギフトとして有効にご活用いただけるはずです。

「チケット譲渡システム」
入場券データの完全電子化により、購入したものの、観劇できなくなったというお客様の救済策として、「チケット譲渡システム」を提供することが可能になります。
こうした興行主自ら運営する“譲渡”システムは業界初。オークションでのチケット譲渡の根絶を目指します。譲渡が成立した場合、劇団とお客様のレベニューシェアの割合は9:1となります。

「劇団四期Web法人営業部─企業への新しいサービス」
劇団四期の舞台を、社員の福利厚生にお使いになる企業向けの新施策。企業の社内ネットワークから、直接、劇団四期のチケットが予約できるようになります。また、予め福利厚生費などを差し引いた金額での販売も可能。あなたの会社と劇団四期がダイレクトに結ばれ、毎朝社内のパソコンを起動すると、代表のありがたい訓示を聞ける夢のような新機能が実装される予定です。

「演劇を通じて、全国のお客様に人生の感動や生きる喜びを伝えたい」というゼーレのシナリオのもと、“不完全な群体生物”から“完全な単体生物”へ。人類の進化を追及する劇団四期の、新たなる挑戦が始まります。どうぞ、ご期待下さい。

参照リンク:

http://www.shiki.gr.jp/closeup/bb/news_natsu/

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2009年4月 1日 (水)

劇団四期、チケット代の値上げを発表

 劇団四期は1日、主要な全国紙に「入場料を上げます」という広告を掲載した。創立56周年を記念し、チケット代の値上げを決定したことを知らせるもので、昨年9月に「入場料を下げます」とした広告を掲載して以来、約半年で方針を転換する。

 会見に臨んだ劇団四期の浅蜊慶大代表は今回の措置について「デフレ圧力を回避し、日本経済に活力をもたらすため」と話した。報道陣から「やはり昨年の値下げは調子に乗りすぎたのか」と厳しい質問が飛ぶと、「それは正常ではない質問態度だ」と気色ばんだ。

 その他の一問一答は次の通り。

――「入場料を上げます」という広告は、たいへん衝撃的でした。何故「値上げ」をするのですか。

「値上げ」を決意した一番の理由は、米国のサブプライム問題に端を発した世界的な不況です。それが企業や政府の予算を直撃しています。

――ニートやフリーター、ワーキングプア、ネットカフェ難民等が社会問題化しています。

それも、この問題の一つの側面です。アルバイトや契約社員が増加し、平均所得が下がっている今の若年層にとって、企業の業績低下は死活問題です。この病は、社会全体で解決していかねばなりません。

――確かに、最近の日本経済は「値下げ」ばかりです。

今の日本の経済には大きな危険を感じます。僕は若い頃、松下幸之助さんや本田宗一郎さんの薫陶を受けました。もしあの方々がご健在だったら、企業が自社の利益だけを追求する傾向の今の世の中をどうご覧になるでしょう。

――それで「値上げ」を決断されたのですね。

あの全面広告は一種の「意見広告」です。企業が景気の低迷を価格に転嫁するだけでは、不景気の連鎖から抜け出せません。「芸術団体ですらこういう姿勢を」というメッセージを、経済界の方々に届けたかった。

――反響はありましたか。

200字コメントに多くのご批判、失望の声が届きました。別掲しているので、ぜひご覧になってください。

――料金が高くなると、リピーターやご家族で観劇される方のご負担が大きくなりますね。

先日、中途入社希望者の採用試験があり、面接をしました。その方の勤めている今の会社の月給は、さほど高くないのですが、『アイーダ』をお好きで、10回以上ご覧になっているそうです。「失礼ですが、チケット代がご負担ではありませんか?」と訊ねたら、「チケットの転売で儲けているので、週に一度、時間つぶしを兼ねて観に行っています」と言いやがった。そういう奴らの手が届かない価格にしてやろうと決心しました。

――本当ですね。この方のようなお客様は多くいらっしゃるようです。

また8月、夏休みの終わり頃に『ライオンキング』を最後列の席で観ながらチェックしていたら、一列前にご夫婦と3人のお子様のご家族連れがいました。末のお子さんはお父様の膝の上に座っている。とても喜んでご覧になっていた。しかし今までの価格だと、このご家族から合計で37,800円をいただいているのですが、これは安過ぎます。もう少し緊張感を持って楽しんでいただける入場料設定ができないものかと考えました。ファミリーゾーンを利用した新しい料金なら、104,000円になります。

――それで東京の『ライオンキング』に子ども料金を設定されるのですね。しかし新料金は、他の興行会社に較べてずいぶん高くなります。

日本の興行界の、特にミュージカルの入場料は安過ぎます。四期のS席通常料金(新料金)は35,000円にしましたが、他のプロダクションではせいぜい13,000円を超える程度です。別ページに他劇場の入場料金を掲載しているので、ご覧ください。

――学生の学校単位での観劇、特に修学旅行生の場合はどうでしょう。

学校団体の観劇では、場合によって思い切って割高にします。これはビジネスというより、一種の社会貢献です。

――「こころの劇場」と同じ考え方ですね。

その通り。演劇の感動はおいそれと味わえるものではないことを思い知らせるという社会的な仕事は、劇団の存在理由の一つです。

――大きな冒険が始まりますね。

この「値上げ」は、単なる経営のテクニックではありません。そこには社会全体への劇団四期の祈りと願いがあります。そして新しいスポンサー企業との出会いが日本の演劇界に新しい地平を拓き、四期の未来を更に豊かにする時代が必ず来る。そう信じています。

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伝説の歌番組が復活・ミュージカル「レツゴーヤング」制作発表

東呆は1970年代から1980年代にかけてNHKが放送した歌謡番組「レッツゴーヤング」を題材にしたミュージカルを制作すると発表した。当時番組のレギュラーを務め、現在も舞台やミュージカルで活躍する川﨑真世、渋屋哲平、太川陽助らが本人役で出演する。作・演出は番組の司会も務めていた都蔵俊一。

次々メンバーが入れ替わり、五十嵐夕記や天馬るみ子といった大スターを生んだ「サンディーズ」をモデルに、若者たちの苦悩と成長を描く物語になるという。「マンマ・ミーア!」のような往年のヒット曲を散りばめた「カタログ・ミュージカル(ジュークボックス・ミュージカル)」と考えると、ブームはとっくに終わっており遅きに失した感が否めないが、ワタベエンターテイメント制作の「座・ヒットパレード」が再演までされたことに刺激を受けたようだ。また、太川陽助は会見で「ノースリーブス主演のドラマ『メン☆ドル』でもとアイドル歌手の芸能事務所社長を演じたことでアイドル魂に火がついた、と話した。

3人以外のキャスティングについては現在交渉中だが、難航しているもようだ。「猟人」の兄・加藤久二彦は「また四期のオーディションを受けたいので」と出演を固辞。いろいろあった倉田マリ子も難色を示しているという。

会見で意気込みを聞かれた渋屋哲平は「この劇は深いよ、海よりも深いよ」と意味不明の言葉を連発。川﨑真世にたしなめられると「ブルーになっちまうよ」と口をとがらせていた。

作品のタイトルがなぜ「レッツゴー」ではないのか、という質問に都蔵俊一は「『レツゴー三匹』へのリスペクトをこめた」と不敵な笑みを浮かべていた。

(関連映像)
「Deep」
http://www.youtube.com/watch?v=T0YBzonpHu4

「Lui-Lui」
http://www.youtube.com/watch?v=ajojEVzdxc0

「グラジュエイション」
http://www.youtube.com/watch?v=l6_xnmIr9Hs

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2008年4月 1日 (火)

劇団四期、人造人間でミュージカルを上演

 劇団四期の浅蜊慶大代表は1日会見し、ミュージカル公演に人造人間を起用する計画を明らかにした。現在公演中の作品から切り替えを進め、今年度中をめどに全ての出演者を人造人間にするという。人間が登場しない舞台のロングラン公演が実現すれば、1985年の国際科学技術博覧会(つくば万博)に設置された「芙蓉ロボットシアター」以来となる。

Expo282

つくば博の「芙蓉ロボットシアター」

 四期は、近年身体的能力の高い外国人俳優の採用を積極的に進めてきた。しかしその背景には、より自由な活動を希望する俳優たちの姿勢をこころよく思わない浅蜊代表の考えがあると言われている。最近は主力級の俳優による造反が相次ぎ、これまであまり不平を言わなかった外国人俳優からも退団者が出るなど、危機的な人材不足に陥っていた。この状況に業を煮やした代表が思い切った賭けに出た格好だ。

 人造人間の詳細は明らかにされていないが、人間と同じ動きをするロボットか、人間の遺伝子を利用したクローンではないかと予想される。劇団からの委託を受けた独立行政法人産業偽術総合研究所ではすでに仕様を固めており、早ければ今月中にも試作機を製造する予定という。

Jinzoningen 人造人間(イメージ)

 また関係者によれば、すでにその技術の一部は実際の上演に使用されているという。「赤毛のアソ」に出演しているマシュー役の俳優がまるで機械のような動きをしている、という観客からの証言もあるが、真相は別にあるようだ。現在上演中の「ミュージカル備考欄」で、主演女優の口の動きと歌がシンクロしていない、との指摘があり、本誌が調べたところその歌声が「初音ミク」方式で合成されたものであることが分かった。昨年秋ごろ、主演女優が数日間にわたりスタジオに籠もり、その声を音源として録音したという情報もある。女性の人造人間の歌声は、全てその主演女優のものになる見込みだ。

Jinzoningen2 ボーカロイド「初音ミク」

 「人造人間も、四期の水で洗えば素晴らしい役者になる」と自信を示す代表。記者が詳細を聞こうと食い下がると「ここでは未だ言えません。今日はこの辺で終わりにしておきましょう」と一方的に会見を打ち切った。

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2007年4月 1日 (日)

劇団四期、海外製ミュージカルの上演を中止

 劇団四期は1日、海外で制作されたミュージカルを今後一切上演しないと発表した。現在ロングラン公演中、あるいはすでに上演が決まっている演目についても、順次オリジナル作品に切り替えていく。

 記者会見の中で浅蜊慶大同劇団代表は「金輪際、海外から買ってきたものはやりません」と強い口調で言い切った。だがその理由について聞かれると「四期はオリジナル作品で十分食っていける。わざわざ外国に高い金を払う必要はない」と答えるのみで、明言を避けた。

 一説によると、2005年に狂言師の野村萬斎氏が、日本の伝統芸能を海外に紹介している自らの活動を「逆・劇団四期」と評したことについて、浅蜊氏が「四期にオリジナル作品がないとでも言うのか」と激昂した事件があり、これが遠因となったのではないかという見方もある。

 また以前からささやかれていたディズニー社とのあつれきについては「アイツらとはもともとそりが合わなかった。関係が切れてせいせいした」と言いたい放題。日本での「メアリー・ポピンズ」や「ターザン」といったディズニー新作の上演を期待していたファンには残念な事態となったが、すでに「レ・ミゼラブル」を手がけている東呆が権利の獲得に向け具体的な取り組みを開始したとも言われている。「ターザンならぜひ僕が」と四期で「ライオンキング」の主役を長年務めた坂元ケンジが早くもアピールを開始した。

 現在上演中の海外製作品については、順次既存のオリジナル作品か、新作に切り替える。「ライオンキング」をロングラン中の「四期劇場・春」では、手塚治虫のマンガを原作にした新作「ジャングル大帝」を上演する。動物の衣裳やセットがそのまま使える、と話す浅蜊氏に対し、記者団から「ディズニーが認めないのでは」という質問が飛ぶと「8年も高いロイヤリティーを払ったんだ。このぐらいくれなきゃ元が取れない」と一蹴。5月に名古屋で開幕予定の「アイーダ」については、相田みつを氏の詩をミュージカル化した新作「アイーダだもの」に切り替える。もし権利などの面で交渉が難航した場合には、歌手のピーターさんを客演に迎えて歌謡ショー「夜と朝のアイーダに」を上演する予定という。

 6月に開幕を予定していた注目の新作「ウィキッド」は、アントン・ウィッキーさんの半生を描く「ウィッキーと」に変更する。「作品の規模では負けないものにする。スリランカから単身日本に留学し、日本で成功を収めたウィッキーさんの姿に今の日本が失っている気高さを感じる。これも三部作にするつもり」と新たなシリーズ構想をぶちあげた。第二弾は漫才コンビ「パックンマックン」のパトリック・ハーラン氏を取り上げ、お笑いの要素を取り入れた新感覚のエンターテイメントにするという。第三弾はマーティ・フリードマン氏に打診中。親日家であるフリードマン氏は前向きに検討しているものの、ヘヴィメタルバンド「メガデス」の曲を盛り込んだカタログ・ミュージカルにすることには難色を示している模様だ。

◆主な作品の変更一覧

(矢印の前は変更前のタイトル、後は変更後のタイトル)

「ライオンキング」→「ジャングル大帝」

白いライオン「レオ」が数々の困難を乗り越えて、百獣の王として君臨するまでを描く。「最初にぱくったのはあちら」とディズニー社を名指しで批判する姿勢に、波風を立てたくない著作権者も困惑気味

「アイーダ」→「アイーダだもの」

(または「夜と朝のアイーダに」)

相田みつを氏の詩をミュージカル化するという実験的な取り組み。「詩を原作としたミュージカルとして、キャッツの上を行く上演回数を狙う」と代表は鼻息が荒い

「ウィキッド」→「ウィッキーと」

アントン・ウィッキーさんがスリランカから来日し、現在に至るまでの半生を描く。途中、役者が舞台から降りて観客に突然英語のクイズを出す場面があるため、緊迫感あふれる舞台になるという

「エビータ」→「ノビータ」

人気マンガ「ドラえもん」をのび太側の視点から描く。ヒロインのしずかちゃん役について、「劇団への貢献度やキャリアを勘案して決定したい」と野村玲子の起用をほのめかす代表に対し「情実人事ではないか」との厳しい質問が。「まあ以前しずかちゃんの声を担当していたのも同じ姓の野村道子だったし・・・」と苦しい言い訳をする代表にさらに質疑が集中すると「役者ではなく、作品を観てほしい」と憮然とした表情に

「クレイジー・フォー・ユー」→「クレイ G4 youtube」

コンピューターにおける画像処理の主役が、スーパーコンピューターからMac G4のようなPCに移り、さらにPCからネットワークへと移りつつあるというWeb2.0的な状況について解説する日本初の「テクノ・ミュージカル」らしいが真相は不明

「壁抜け男」→「四期抜け男」

劇団四期とケンカ別れし、他劇団のミュージカルに主演するようになった男が代表の考えの素晴らしさに気付き、舞い戻って永遠の忠誠を誓うというストーリー。カーテンコールはマスゲーム

「キャッツ」→「クレージーキャッツ」

「ハナ肇とクレージーキャッツ」のメンバーの苦悩と活躍を、「スーダラ節」「ホンダラ行進曲」などのヒット曲満載で描く。60年代の米ポップスグループ「フォー・シーズンズ」にスポットを当て2006年トニー賞を獲得した「ジャージーボーイズ」のような作品を目指す。「キャッツシアター」も新たに「クレージーキャッツシアター」として生まれ変わる

「オペラ座の怪人」→「オペラ座の背任」

オペラ座の諸問題を全く解決せずに権利を譲渡したムッシュ・ルフェーブルに対し、ラウル・シャヌイ子爵が契約無効の仮処分申請を求め訴えを起こす法廷ドラマ。セットは「オペラ座の怪人」のオープニング(オークション会場)をそのまま流用する

「マンマ・ミーア!」→「そのまんまミーア!」

「ライオンキング」に登場するミーア・キャットのティモンが、プライドランドの知事選に立候補し、スキャンダルに悩まされながらも当選し業務を開始するまでを描くオリジナルストーリー。ディズニー社には無断で制作中。虫の幼虫をお土産に出そうとしたところ、シンバに拒否されるシーンもあるという

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2006年4月 1日 (土)

劇団四期、新作ミュージカルは「ゲームセンターあらし」

劇団四期は1日、新作ミュージカル「ゲームセンターあらし」の制作を発表した。同名の人気マンガを原作に、コンピューターゲームに打ち込む若者たちの姿を描く。現在東京・秋葉原に建設中の「四期劇場・嵐」で年内の開幕を目指す。

「ゲームセンターあらし」はすがやみつる氏の作で、小学館発行の「コロコロコミック」で1978年から連載。当時日本中で大ブームとなっていたテレビゲームの最新作が毎回登場することで人気を集めた。

記者会見に臨んだ浅蜊慶大氏は、新作にこの作品を選んだ経緯について「最近は『ゲーム脳』の問題など、ゲームへの批判が高まっている。しかし、かつて日本には果敢にゲームに挑んだ若者たちがいたことを、今の世代にも伝えていきたい」と語った。電脳都市・秋葉原にふさわしく、パソコンの画面をプロジェクターで投影するなど最新のテクノロジーを駆使する計画もあるという。

主演の石野あらし役は現在オーディションで選考中だが、「出っ歯である」「ムーンサルトができる」「手から炎を出せる」など厳しい条件が求められることから難航しているという。

また代表は会見の席で、今後この作品を含めた「新・昭和三部作」を制作する意向を明らかにした。次回作は未定だが「とどろけ!一番」「金メダル先生」が有力視されている。

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ハリウッド版「ハレンチ学園」R指定に

今年の夏休みシーズンに日本での公開が決まっている映画「ハレンチ学園」(20世紀F○×)が、18才未満の鑑賞を禁止する「R-18」区分で公開されることがこのほど決まった。過激な暴力シーンや性描写が多いことから、映倫管理委員会が決定し、配給側に伝えた。

「ハレンチ学園」は、永井豪氏のマンガを原作に、ハリウッドが4億ドルの巨費を投じて制作した大作映画。 原作の後半で描かれたハレンチ学園と文部省との壮絶な「ハレンチ大戦争」をCGとオープンセットで再現し、迫力ある戦闘シーンで全米を震撼させた。

主役の山岸八十八をトム・ハンクスが演じるほか、ヒロインの柳生みつ子(十兵衛)にジョディ・フォスター、教師の丸ゴシにモーガン・フリーマン、マカロニにクリント・イーストウッドなど、豪華なキャスティングでも注目を集めている。監督は「ブルース・ブラザーズ」のジョン・ランディス。

ハリウッド版ということで、キャラクターの名称も「ヒゲGODZILLA」など一部アメリカ風になっている。

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